アーユルヴェーダの推奨食品一覧。ヴァータ・ピッタ・カパに合わせた食事法とは?




やあ、天狗堂です。

アーユルヴェーダでは三つの体質(ヴァータ・ピッタ・カパ)によって推奨される食物、推奨しない食物が分かれます。体質によっては無理に食事を摂取すると様々な弊害がでることも・・・。

「そうは言ってもいちいち憶えられない・・・」「この食品はどれに分類されるの?」

そんな疑問が聞こえてきそうですが大丈夫!ここでは様々な食品を三つの体質(ドーシャ)別にわけて、何がおすすめで何が好ましくないのか紹介していきます。

インド・スリランカの伝統医療に則った健康的な食事作りにぜひ役立ててください。

三つの体質(ドーシャ)別、食物の分類一覧表

この一覧では加工されていない食品を、

・フルーツ ・野菜 ・穀物 ・肉・魚類 ・豆類 ・ナッツ・種子類 ・甘味料・香辛料 ・酪農製品・油脂類 ・お茶・ハーブ

にわけて紹介していきます。

ドーシャ別推奨食材(フルーツ)

 

ドーシャ別におすすめする果物は上記の通りです。

ヴァータは「空+風」で乾いた性質を持っているので、重く湿った食材を補う必要があります。ドライフルーツ類はおすすめできず、逆にそれ以外のフルーツは推奨されます。ヴァータは冷えた性質がありますから、果物類も火を通すなどして食べるとよいでしょう。

ピッタは「風+火」ですので、体内の熱を上げる酸味のあるフルーツは推奨されません。逆に甘いフルーツを生で食べることが望ましいと言えるでしょう。

カパは「水+土」で冷たく湿った重い性質を持ちます。基本的に水分がある果物類は酸味、甘味ともにおすすめできません。フルーツは控えて他の食材を摂取することがよいでしょう。

ドーシャ別推奨食材(野菜)

 

おすすめ野菜の一覧は上記の通り。

ヴァータは生の野菜、冷たい野菜を推奨しません。できることならジャガイモやサツマイモなどを取り入れ、煮込むなり油で炒めるなりした調理法がよいでしょう。

ピッタは熱を逃がすため適度に生のサラダを食べるのもよいでしょう。ただし秋から冬にかけてはヴァータとカパの増大する季節なので、火を通したものを食べることも重用です。

カパはもっとも野菜が必要な体質です。できる限り温野菜でカリフラワーやブロッコリー、大根など辛味や苦味のある野菜を多く摂取すると良いですね。

ドーシャ別推奨食材(穀物)

推奨する穀物は以上の通りです。

ヴァータは湿った重い性質のある穀物を摂りましょう。おすすめは消化の良く加工された米や小麦です。逆に乾いた性質のある穀物は体内の水分を奪うため避けた方がよいでしょう。

ピッタも乾いた性質を持ちますが、こちらはヴァータほど重要視する必要はありません。可とする穀物を適度に食べていれば問題はないでしょう。

逆にピッタは湿った性質を持ちますので、乾いた軽い穀物を少量食べるとよいでしょう。そばやトウモロコシ、ライ麦などを食べるといっしょに食物繊維も摂取出来ます。苦味や辛味のある野菜と一緒に食べるのがおすすめです。

ドーシャ別推奨食材(肉・魚類)

こちらは動物性の推奨・非推奨食材を一覧にしたものです。

鶏肉はどのドーシャにもおすすめできる食材です。

ヴァータには赤みのある牛肉や魚、油で調理した卵などがよいでしょう。調理する油にも気をつかうとなおのことおすすめです。ヴァータはもともとがやせ型ですので、しっかりと動物性タンパクを摂取することが肝心です。

ピッタの場合、どのようにしても熱を持つ動物性のたんぱく質は少なめにするとよいでしょう。鶏肉や卵の白身、エビなど白身の肉を摂るよう心掛けるといいでしょう。

カパは油の性質がありますので、肉類は適量をとれば大丈夫です。ゆでた卵や鳥肉、エビなど白身で低脂肪な食材を中心に摂りましょう。

羊肉と豚肉はどのドーシャでも非推奨とされていますが、これらは強壮的、食欲増進的なはたらきのある食材です。身体が疲れている、夏バテでぐったりしている時に適量を食べるのもいいかもしれませんね。

ドーシャ別推奨食材(豆類)

豆類の推奨一覧です。

豆の多くは軽くて乾いた性質を持ちますので、ヴァータの方はあまりとらなくても大丈夫です。しかし黒豆、緑豆、レンズマメ、大豆はヴァータを減らす働きがありますので多めにとってもよいでしょう。

ピッタには豆類は特におすすめする食材です。どんどん摂取することが望ましいでしょう。特に大豆やソラマメ、ひよこ豆はピッタを減らすはたらきがあります。ただし緑豆は量を食べ過ぎるのはよくありません。

カパは湿った性質がありますので、乾いた性質のある豆類は相性の良い食材です。茹でたり煎ったりしたものを口にするよう心がけましょう。ただしソラマメや大豆はカパを増やすはたらきがあります。食べ過ぎにはご注意を。

ドーシャ別推奨食材(ナッツ・種子類)

木の実と種のおすすめ一覧です。

種子やナッツは良質な油分の宝庫です。ヴァータは積極的に食べるとよいでしょう。ナッツは特に油分が多いため、フルーツなどと一緒に食べるのがおすすめです。

逆にピッタにとっては油分の多いナッツや種子は食べ過ぎに注意の食材です。ただし、ココナッツはピッタの熱を下げるはたらきがあるので適量を食べてもかまいません。アーユルヴェーダのオイルマッサージでも、ピッタ体質の方にはココナッツオイルが使われることもあります。

カパの方には皮をむいたアーモンドやクルミがおすすめです。アーモンドを煮込んで濾過したアーモンドミルクは最近になって日本でも知られてきました。カパの方は牛乳の代わりにこちらを飲むのもおすすめです。

ドーシャ別推奨食材(甘味料・香辛料)

甘味料・スパイス(塩も含まれる)の推奨一覧がこちらです。

ヴァータの方は基本的にどんな甘味料もOKです。アーユルヴェーダでは白砂糖を推奨していませんが、無理にこだわる必要はありません。また、身体の熱を燃え立たせる効果のある香辛料はすべてヴァータによいとされています。積極的にスパイスを取り入れましょう。

ピッタの方も基本的にほぼすべての甘味料がOKです。ただし熱を上げる性質のあるはちみつは控えた方がよいでしょう。また、アーユルヴェーダでははちみつを加熱するのはよくないと考えられています。スパイスはシナモンをはじめとするいくつかが良いとされています。いずれも爽やかな香りが特徴ですね。

カパ体質の方には生のはちみつ以外推奨できる甘味料はありません。ただし甘いものはストレスを減らす働きもありますので、無理な我慢は禁物です。香辛料は塩以外のすべてが良いとされていますが、特に熱を上げ、身体を活発にするはたらきのあるショウガが強く推奨されています。

ドーシャ別推奨食材(酪農製品・油脂類)

牛乳やその加工品と、食用油の一覧です。

ヴァータにとって酪農製品や油脂類は非常におすすめできる食品です。特にヨーグルトやギー(バターからとれる油)は消化を促し、身体を強くすると考えられています。

ピッタの場合、酸味のある酪農製品は控えるとよいでしょう。カッテージチーズや牛乳など酸味の少ないものを選んで食べましょう。また、ここでもココナッツオイルは身体の熱を下げるものとして推奨されています。

ピッタの方は脂肪分の少ないスキムミルク、低脂肪乳などを選んで摂取するのがよいでしょう。油分は基本的には好ましくないですが、ひまわり油など一部のものはOKです。

ドーシャ別推奨食材(お茶・ハーブティー)

お茶とハーブの一覧です。

ハーブ類は特異的な作用があります。たとえばヴァータのフェンネルやショウガは昔から消化促進の効果があるとして飲まれてきました。他にもピッタのジャーマンカモミールは消炎、ペパーミントは胃炎や胸やけ、カパのエルダーフラワーは鼻詰まりなど、それぞれのドーシャが引き起こす症状に対応しています。

ハーブの効果については別のページで詳しく紹介します。具体的な症状に合わせて飲むことをおすすめします。

一食一品目。自分のドーシャに合わせた食材を!

いかがだったでしょうか?

紹介したようにアーユルヴェーダでは体質に合わせた食材がこと細かく分類されています。しかしその一つ一つを吟味して食事をしていたらかえってストレスの素になってしまいますよね?

そこで一食につき一品目、ドーシャに良い食材を取り入れてみてはいかがでしょうか?

バランスの良い食生活を心がけていれば自然と六つの味すべてが揃うもの。その中に一つだけ、自分の体質に合った食品をプラスすることで、ドーシャのバランス改善に大きく役立ちます。

日々の生活の中で自然に取り入れられる簡単な方法です。ぜひお試しください。

ってことで今回のお話はここまで!

ではでは~

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