占いにおける惑星の特徴と象意。10分でわかるよう一覧にまとめてみた




夜空に浮かぶたくさんの☆(ヒトデじゃなくて星)・・・その中でも占いに重要なのが惑星です。

惑星は不思議な軌道を描きます。だから古来より特別な星とされ様々な象意がこめられてきました。「でも…細かいところまで憶えられない!」そんな方のためにインド占星術における惑星の象意をまとめてみました。

前回の黄道12星座とは何?その意味と象徴が10分でわかる一覧もあわせてご覧ください。

インド占星術で「惑星」と呼ぶものは9つ!!!!

さて、インド占星術で「惑星」と呼ばれるのは

・恒星(自ら燃える星)である太陽

・衛星(惑星の周囲をめぐる星)である月

・水星、金星、火星、木星、土星

・そして特殊な状態であるラーフとケートゥ

これらをすべて合わせて「惑星」と呼びます。

天文学でいう惑星とは違うことに注意ですね!

ですからインド占星術で使用する惑星は全部で9つということですね。

この惑星もまた黄道十二星座と同じく、以下のように記号であらわすことができます。

太陽:☉ 月:☽ 水星:☿ 金星:♀ 火星:♂ 木星:♃ 土星:♄ ラーフ:☊ ケートゥ:☋

惑星が象徴するものとは?

惑星にはそれぞれ、吉凶・一般的に象徴されるもの・関連する職業・身体(病気にかかりやすい箇所)・人間関係や方角といった意味がこめられています。

一度に憶えられるものではないので、何度も見返しつつ徐々に憶えていくのがよいでしょう。

太陽:☉ 獅子座の支配星ー社会性と生命力

太陽は弱い凶星に位置づけられる星です。自ら輝きを放つ太陽は王様、あるいは魂、個人のエゴをあらわしています。

太陽が強く影響する人は、高潔さや権威性、勇気、政治の資質を示します。

反面、凶星が絡んだ場合は傲慢でプライドが高く、わがままな欠点が目につくこともあります。

太陽の影響が弱い人は他人に服従しやすく、自分に自信がもてなくなります。

一般的に弱い凶星とされていますが、火星や土星ほどではありません。

個人のエゴをどう見るかはその文化にもよりますが、インド占星術では必ずしも肯定的に受け止められてはいません。

生来的吉凶:弱い凶星

支配星座:しし座

高揚星座:おうし座(0~10度)

減衰星座:てんびん座(0~10度)

ムーラトリコーナ:しし座(0~20度)

中立星座:ふたご座、おとめ座

友好星座:おうし座、かに座、さそり座、いて座、うお座

敵対星座:おうし座、てんびん座、やぎ座、みずがめ座

方角の強さ:南(10ハウス)

象意

父親、王、魂、プライド、勇気、名誉、権力、王室、政府、薬、健康、エネルギー、不毛、赤、ルビー、東、銅

関連職業

公的機関、政府の管理職、政治家、リーダーシップが求められる職業

身体器官(病気)

ピッタ的な諸症状。心臓や脳などの中枢部位、心臓障害、血圧の異常、高熱、癇癪、熱射病等

月:☽ 蟹座の支配星ー心・大衆性

基本的には生来的に弱い吉星に分類されます。性格や運命のサイクルに大きく影響を与える、インド占星術で非常に重要視される惑星です。

月は満月に近いほど明るくなり吉星とみなされますが、反対に新月に近づくほど暗くなり、凶星とみなされるようになります。

太陽が魂を表わしていたのに対し、月は心を象徴するもので、心理的な安定度をあらわします。

形を変える月は人の心を映し、それゆえ精神的な幸福・不幸を作り出します。

明るい月は成長や発展、人気や大衆性を表象しています。逆に暗い月は衰退・清算・厭離・ネガティブさをあらわすものです。

生来的吉凶:弱い吉星

支配星座:かに座

高揚星座:おうし座(0~3度)

減衰星座:さそり座

ムーラトリコーナ:おうし座(4~27度)

中立星座:おひつじ座、おうし座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座

友好星座:ふたご座、しし座、おとめ座

敵対星座:なし

方角の強さ:北(4ハウス)

象意

母、女性、妻、心の安定、快適さ、幸福、記憶力、名声、変化、人気、園芸、昆虫、旅行、海産物、水、液体、白、真珠、北西、銀

関連職業

女性を対象にした職業(服飾・アクセサリー、美容、マタニティ)

大衆を対象にした職業(飲食、日用品、マスコミ、芸能、旅行、運輸)

水に関連する職業(水産業、温泉、スイミング、酒造)

身体器官(病気)

カパ的な諸症状、胃・体液・血液・リンパ等、肺や心臓等の胸部疾患、消化器系統、血液系統の疾患、女性の月経・支給に関する疾患

火星:♂ 蠍座の支配星ー行動力・集中力

火星は情熱や集中力、行動力、スピード、争い、破壊を意味し、土星と同じくらい強い凶星です。

象徴として軍人・警官をあらわし、資産や生命を守る意味合いがあります。スピードや行動力といった意味から技術者、武道家、外科医、機械操作としても優れます。

火星が強い人はとエネルギッシュで行動力がありますが、悪く出ると暴力、犯罪、怪我、論争などを招きます。

火星が減衰すると攻撃性や野心が弱まり、人柄も謙虚になります。

生来的吉凶:強い凶星

支配星座:おひつじ座、さそり座

高揚星座:やぎ座(0~28度)

減衰星座:かに座(0~12度)

ムーラトリコーナ:おひつじ座(0~12度)

中立星座:おうし座、てんびん座、やぎ座、みずがめ座

友好星座:かに座、しし座、いて座、うお座

敵対星座:ふたご座、おとめ座

方角の強さ:南(10ハウス)

象意

弟妹、情熱、欲望、集中力、怒り、焦り、武術、犯罪、暴力、筋力、精力、闘争、スピード、火、不動産、科学、論理、運転、外科手術、濃い赤、男性、赤サンゴ、南、銅

関連職業

軍人、警察、警備会社、格闘家、スポーツ選手、技術職、機械工、オペレーター、鉄鋼業、消防

身体器官(病気)

筋肉、肝臓、胃、血液、腎臓、骨髄、生殖器、頭部。肝臓・腎臓関連の疾患、筋組織関連の疾患、吹き出物、熱病、伝染病、盲腸、破傷風、外傷

水星:☿ 双子座・乙女座の支配星ーコミュニケーション能力・分析力

水星は弱い吉星です。しかし他の惑星の影響を受けやすく、吉星の影響があれば吉星寄りに、凶星の影響があれば凶星寄りの傾向を持ちます。

水星の象意は双子座からくるコミュニケーション能力と、乙女座からくる論理性、分析能力です。

こうした賢さから言葉、学業、商業、貿易、文筆、出版にも優れた特性を示します。また、占い師の特徴も持ちます。

水星が太陽や木製の影響を受けていればその良い特徴が強調されます。しかし火星など凶星の影響がある場合、嫌みで理屈っぽく批判的な傾向が表れることもあります。

生来的吉凶:弱い吉星

支配星座:ふたご座、おとめ座

高揚星座:おとめ座(0~15度)

減衰星座:うお座(0~15度)

ムーラトリコーナ:おとめ座(16~20度)

中立星座:おひつじ座、かに座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座

友好星座:おうし座、しし座、てんびん座

敵対星座:かに座

方角の強さ:東(1ハウス)

象意

親戚、知識、論理性、合理性、情報、性的不能、言語、手紙、コミュニケーション、商売、貿易、出版、事務、会計、文筆、教育、数学、占星術、踊り、親戚、母方の叔父・叔母・従兄弟、養子、緑、中性的、エメラルド、北、鉛・水銀

関連職業

文筆家、ライター、評論家、会計士、税理士、学者、教育家、医者、ビジネスマン、営業、秘書、アナウンサー、ツアーコンダクター

身体器官(病気)

精神・神経、皮膚、肺、呼吸器系疾患、熱病、皮膚病、吃音、便秘、痔、癇癪、腹痛、難聴

木星:♃ 射手座、魚座の支配星ー宗教性、幸運をあらわす

木星は最高の吉星です。ともに吉星である金星との違いは、金星がどちらかというと物質的な幸福を象徴するのに対し、木星は精神的な安定、幸運、成長を意味するところです。

木星の良い影響は、凶星の影響を受けてもほとんどの場合残ります。

インド占星術において木星は、宗教性や思想性が強く打ち出されるのが特徴です。そのため知恵や識別力を持つ教育者や宗教家、裁判官などと親和性があります。

木星はまた子供を象徴するものでもあり、条件が良いと子供に恵まれやすくなります。

木星の状態が良い方向に向いていると、成功や出世、幸福がもたらされますが、状態が悪いと放漫、怠惰、精神性の欠落につながります。

相性がよい惑星は太陽、月、火星で、逆にラーフとは相性が悪く、状況によっては恩知らず、宗教性の欠落した人格が形成されます。

生来的吉凶:強い吉星

支配星座:いて座、うお座

高揚星座:かに座(0~5度)

減衰星座:やぎ座(0~5度)

ムーラトリコーナ:いて座(0~10度)

中立星座:やぎ座、みずがめ座

友好星座:おひつじ座、かに座、しし座、さそり座

敵対星座:おうし座、ふたご座、おとめ座、てんびん座

方角の強さ:東(1ハウス)

象意

子ども、孫、宗教家、教師、医者、裁判官、智慧、幸運、財産、名誉、拡大、外国、献身、宗教、伝統的、人文科学、占星術、聖典、マントラ、父方の祖父母、黄色、男性、トパーズ、イエローサファイア、北東、金

関連職業

宗教家、司法関係者、学者、教師、俳優、大臣、著述家、銀行家、商人、貿易

身体器官(病気)

脂肪、肝臓、動脈、肝機能障害、肥満、過食症、水腫、消化不能、脳のうっ血、ヘルニア、糖尿病、皮膚病

金星:♀ 牡牛座、天秤座の支配星ー恋愛、芸術、結婚

金星は木星と並んで強い吉星です。世俗的な喜びや楽しいことを司る惑星でもあります。

恋愛、結婚、芸術、文化、ぜいたく、快楽、美的感覚などを意味します。

また、音楽や宝石、グルメ、娯楽、レジャーとしてのウォータースポーツもここに含まれます。

金星の影響が強いと才能や美しさがもたらされます。たとえば美形、優雅さ、裕福さ、あるいは趣味や旅行、交友関係の広がりなど。

逆に凶星からの悪い影響があると、見栄っ張りや浪費家、性的奔放、煩悩などにつながることもあります。

生来的吉凶:強い吉星

支配星座:おうし座、てんびん座

高揚星座:うお座(0~27度)

減衰星座:おとめ座(0~27度)

ムーラトリコーナ:てんびん座(0~15度)

中立星座:おうし座、さそり座、いて座、うお座

友好星座:ふたご座、おとめ座、やぎ座、みずがめ座

敵対星座:かに座、しし座

方角の強さ:北(4ハウス)

象意

配偶者、恋人、恋愛、結婚、快適さ、ぜいたく、幸運、宝石、美しさ、芸術、踊り、音楽、ウォータースポーツ、水泳、ゲーム、文化、乗り物、輝く白、女性、ダイアモンド、南東、銀

関連職業

音楽家、劇作家、詩人、画家、映画関係、服飾デザイナー、アクセサリー販売、化粧品販売、自動車販売、建築、海運、運送業

身体器官(病気)

腎臓、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、喉、あご、泌尿器・生殖器系疾患、内分泌系疾患等

土星:♄ 山羊座、水瓶座の支配星ー庶民性、持続性をあらわす

土星は強い生来的凶星です。性的に衰退した老人という意味もあり、性別的には中性になります。

土星は労働者、大衆、召使いという意味を持ち、努力や労働にも結び付きます。

土星の象意にはネガティブなものが多く、たとえば障害、病気、不幸、抑圧、苦悩、困難、悲しみなどがあります。

ただ、これらを裏返せば忍耐力や責任感、革新性や自己犠牲につながるものでもあります。

労働者や大衆、つまり「持たざる者」という所から、非伝統性や革命、民主主義を意味するものでもあります。

生来的吉凶:強い凶星

支配星座:やぎ座、みずがめ座

高揚星座:てんびん座(0~20度)

減衰星座:おうし座(0~20度)

ムーラトリコーナ:みずがめ座(0~20度)

中立星座:いて座、うお座

友好星座:おうし座、ふたご座、おとめ座、てんびん座

敵対星座:おひつじ座、かに座、しし座、さそり座

方角の強さ:西(7ハウス)

象意

召使い、寿命、忍耐、疾病、苦悩、悲しみ、貧困、恐怖、遅延、否定、破壊、障害、犯罪、農業、建設、改革、損失、民主主義、奉仕、伝統から外れた行為、青色、黒色、中性、サファイア、西、鉄

関連職業

サービス業、重労働、肉体労働、冶金関係、木工、石工、建設業、採鉱業、羊毛、皮革、刑務所、苦行者

身体器官(病気)

神経、骨、関節炎、リューマチ、胆石、虫歯等

ラーフ:☊ 支配星座なしー現世的欲望

黄道(太陽の見かけ上の通り道)と白道(月の見かけ上の通り道)の交わる点のうち、昇交点(月が南から北へ黄道を横切る点)をラーフとよびます。

ラーフは実在する惑星ではありませんが、インド占星術においては重要な天文学的特異点として扱われます。

この星が象徴するものは、突発性や異常性、向こう見ずな蛮勇、社会秩序からはみ出た存在です。

ラーフは次のケートゥと対照的に外交的な性質を示します。強い煩悩を持ち、快楽を追求する性向があります。

既存の秩序からはみ出る存在という意味で、インドの古典的社会から見たアウトカースト、あるいは外国人を意味することもあります。

ラーフは基本的に凶星として扱われますが、その吉凶は他の惑星に強く影響されます。

ラーフの状態によっては人生の転機にさしかかることもあります。この時期は欲求に駆り立てられ、何か新しいことを経験してみたくなります。

旅に出たり突拍子もない行動をしてみたり、とにかく衝動に駆られがちになります。

それゆえ恋愛や富、社会的成功を得やすい時期であると言えますが、一方でラーフの強まる期間に得たものはラーフが終わると同時に失いがちな傾向があります。

兎にも角にもアップダウンの多い期間であると言えましょう。

生来的吉凶:凶星

支配星座:なし

高揚星座:おうし座

減衰星座:さそり座

ムーラトリコーナ:なし

中立星座:なし

友好星座:なし

敵対星座:なし

方角の強さ:なし

象意

社会秩序からはみ出た存在、外国人、王位、罪深い女性、蛇、爬虫類、快楽主義、物質的欲望、蛮勇、無智、怠惰 偽善、異常、調査、外国での生活、賭博、専門技術、空、宇宙、父方の祖父

関連職業

技術者、建築家、新しい技術に関する専門家、スチュワーデス、パイロット

身体器官(病気)

粘液、悪性腫瘍、皮膚病、むくみ

ケートゥ:☋ 支配星座なしー禁欲、深い精神性をあらわす

黄道(太陽の見かけ上の通り道)と白道(月の見かけ上の通り道)の交わる点のうち、降交点(月が北から南へ黄道を横切る点)をケートゥとよびます。

ラーフとおなじく実在する星ではなく、影の惑星と呼ばれます。

この星は物質的欲望を意味するラーフとは逆に、禁欲主義や純粋さ、そして解脱を象徴します。

既存の秩序から外にはみ出すという意味ではラーフと共通するのですが、その方向性が内面的な方向へ向けられているのです。

識別力や深い洞察に優れているため、良い方向に行けば理系学者、システムエンジニア、言語学者などに向いていますが、悪い方向に発揮されると、閉じこもりがちな変人、オカルトや陰謀論に操られた人物となります。

ケートゥは医術との深い関係性があり、ある状態では医者や治療師、ヒーラーなどの何かを癒す職業を意味することもあります。

基本的に凶星として扱われるケートゥですが、その吉凶は配置や他の惑星との絡みに大きく影響されます。

特に木星や水星と関わっている状態では、ケートゥのよい側面が強く打ち出されることでしょう。

生来的吉凶:凶星

支配星座:なし

高揚星座:さそり座

減衰星座:おうし座

ムーラトリコーナ:なし

中立星座:なし

友好星座:なし

敵対星座:なし

方角の強さ:なし

象意

医療従事者、外国人、社会秩序からはみ出た存在、数学、コンピューター、言語、真我、禁欲主義、沈黙の行、断食、解脱、識別力、超能力、幽霊、毒のある言葉、陰謀、オカルト主義、哲学、母方の祖父、父方の祖父、キャッツアイ(宝石)

関連職業

テクノロジー関係の仕事、言語学者、哲学者、プログラマー、医療関係

身体器官(病気)

粘液、悪性腫瘍、皮膚病、むくみ

惑星の象意は慣れるにしたがって自然と憶えられます

いかがだったでしょうか?とても憶えられない?

だいじょうぶ。惑星が持つ意味は、占星術を学ぶにつれて「だいたいこんな感じかな」と理解できるようになるはずです。

実際に人を占い、何度も読み返すことであなたの身についていくことでしょう。

とりあえず実践が大事。やっていきましょう!!







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