黄道12星座とは何?その意味と象徴が10分でわかる一覧




やあ、天狗堂です。

星座占いはいつの時代も人気のある占いですよね!!

でも、よく考えるとあれはどういう理屈なんだろう・・・・・・と思いませんか?

こうした星座占いは、占星術の技法の一部を独立させたものです。

基本的に占星術は「星座」と「惑星」、そして「ホロスコープ」を使って未来を占うものですが、星座占いはその簡略版だと言ってもいいでしょう。

ここでは星座占いにも使われる「黄道十二星座」の意味と象徴するもの(象意)について解説します。

これはインド占星術のベーシックな知識でもあります。十二星座と惑星の意味を一通り理解することで、ホロスコープが読み取れるようになります。

だいたいの傾向だけ理解すればあとは覚える必要はありません。学び続けているうちに頭の中に入っていくでしょう。

前回はこちら!!!!

人生と運命を占う!ゼロから学ぶインド占星術の歴史と宿命

優れた論理性と的中率を誇るインド占星術。その誕生にはマケドニアの王アレクサンドロス大王とヘレニズム文化が関わっていました。

インド占星術の歴史と、その背景となる考え方「カルマ」について詳しく解説しています。

まずは「インド占星術がカバーする4つの分野」について解説します

インド占星術には大きく分けて四つの分野があります。()の中は対応する西洋式占星術の呼称です。

ジャータカ(ネイタル):仕事や結婚、恋愛や健康など個人の宿命、運勢を予測する技法

サンヒター(マンデーン):戦争や天候、自然災害、豊作、不作など社会全体に関わる現象を予測する技法

プラシュナ(ホラリー):質問者が相談した時間や場所を元に吉凶を判断する技法

ムフルタ(エレクション):ビジネス、治療、婚姻、契約など人生における重要なイベントのタイミングを見極める技法

とまあ、このように分類できるわけですが、ここでは基本となるジャータカ(ネイタル)について見ていくことにします。

こぼれ話
ちなみに仏教でジャータカといえば(おもにお釈迦さまの)前世にまつわる物語、という意味になります。

あなた個人の宿命を読み取るジャータカ

ジャータカとはどういうものなんでしょう? 具体的に見ていきます!

ジャータカとは個人の宿命を読み取る技法です。この技法によってあなたの人生に起きる様々な事象を読み取ることができます。

ここで使用するのがホロスコープ(天体の配置を図式化したもの)です。これを読み込むことで事象の具体的な内容を把握することが可能になります。

ジャータカは例えばこのようなものを予測することができます。

自分のこと:性格、血縁関係、得意なこと、運・不運、家族等

人間関係:親子、兄弟姉妹、親戚、友人、職場等

仕事関係:商売の才能、就職や転職の時期、適性のある業種等

健康関係:注意すべき病気、病気にかかりやすい時期

恋愛関係:恋人との出会い、異性との相性、結婚や出産の時期、離婚や別離の可能性

金運関係:投資の才能、土地や建物の売り買い、突然の収入等

学業、芸能関係:試験の可否、才能の有無、社会的な成功等

星のめぐりを見ていくことで、これらの可否を読み取っていくことが可能になります。

宿命をつかさどる惑星と星座

さて、占星術を学ぶ上で大切になってくるのは・・・・・・そう、使用する星のことを知らなくてはなりません。

占星術で使用する星は大きく「星座」「惑星」の二つに分けることができます。

今回は「星座」について解説しますが、その前提として太陽の通り道「黄道」が重要になってきます。

黄道と星座の関係を把握しよう

また新しい単語が出てきましたね! ですが一度理解してしまえば簡単ですよ!

まずはこの図を見てください。

黄道図式画像
これは地球が一年で太陽の周りを一周する様子を描いたものです!

ご存知の通り地球は一日一回転しつつ、太陽の周りを一年で一周します。

これがあるから昼と夜があり、一年があるわけです。

太陽の(見かけ上の)通り道が「黄道」

さて、地球から見て太陽の裏側、その延長線上にも星があるのはわかりますね?

地球が太陽の周りを一周するということは、その延長線上の一点も一年かけて一周するということになります。

つまり宇宙にぐるっと道があるわけです。この通り道が「黄道」です。

先ほどの図にあった「ecliptic」が黄道のことですよ!!

これを地球中心で描いた図がこちらです。

これはあくまで「地球から見たらこう見える」という図ですよ~

まず、地球から見た空をすべてひっくるめて球体だとして考えます(これを天球という)。

太陽はこの天球を一年かけて一周する「ように見えます」。(わかりにくい場合は先ほどの図と見比べてください)

たとえば太陽は2月20日には水瓶座の中に、3月20日にはさらに移動して魚座の中に位置して一緒に天を周っているように見えるわけです。

黄道12星座ってなんだろう?

さて、次は星座の説明です。

現在、星座がいくつあるかご存知ですか?

答えは88個。1922年、ローマで開催された国際天文学会の総会で正式に決定しました。比較的新しい話ですね。

これらの星座のうち、黄道上に現れる12の星座のことを「黄道12星座」と呼びます。

古代メソポタミア発祥の12星座

この黄道12星座は多くの星座の中でも最も古いものです。

資料にもよりますが、遅くとも紀元前5世紀(今から2500年ほど前)には古代メソポタミアで成立していたと言われています。

インドでお釈迦様が活動していた時代のあたりですね!!

人生と運命を占う!ゼロから学ぶインド占星術の歴史と宿命で見たように、アレクサンドロスから続くヘレニズムの時代、東西の文化交流が盛んに行われました。

占星術もまたギリシャ⇔メソポタミア⇔インド間で知識が交換された結果、インド占星術でも黄道12星座が活用されるようになったのです。

おひつじ座、おうし座、ふたご座・・・12星座の一覧

太陽の道、黄道に位置するこれらの星座を挙げていくと、

おひつじ座 ♈ (牡羊座、Aries)

2区分:陽 3要素:活動 4元素:火 支配惑星:火星 身体:頭

象意 活動的・野心的・パイオニア・大胆・積極的・自信家・攻撃的・確信・勇気・頑固・嫉妬・冒険家・軍人・警察官・科学者・機械・工学

場所 森・牧草地・丘陵地帯・天井・馬小屋・東・レンガ

おうし座 ♉ (牡牛座、Taurus)

2区分:陰 3要素:固着 4元素:地 支配惑星:金星 身体:顔

象意 娯楽・美食・世俗的・蓄財・現実的・控えめ・物質的・野心・忍耐・根気・誠実・愛嬌・怠惰・好色・美容品販売・贅沢品販売・俳優・芸術家・農業

場所 農地、草地、平野、牛小屋、低い階層、派手な建築物、レストラン

ふたご座 ♊ (双子座、Gemini)

2区分:陽 3要素:変通 4元素:風 支配惑星:水星 身体:首、肩、腕の上部

象意 二面性・肯定的・多才・知性的・分析的・記憶力、適応的、落ち着きがない・おしゃべり・優柔不断・好奇心・出版関連・会計士・ビジネスマン・数学者・旅行関係

場所 倉庫・教室・大学

かに座 ♋ (蟹座、Cancer)

2区分:陰 3要素:活動 4元素:水 支配惑星:月 身体:心臓

象意 想像力・感受性・記憶力・誠実・家庭的・質素・同情心・神経過敏・ヒステリック・執着心・不安・変化・接客業・液体関連・飲食業・海洋関連

場所 川・池・貯水槽・台所・レストラン・雑貨店

しし座 ♌ (獅子座、Leo)

2区分:陽 3要素:固着 4元素:火 支配惑星:太陽 身体:上腕部・胃

象意 権威・勇敢・明朗・高貴・広い心・公平・寛大・頑固・威圧的・虚栄心・横柄・ギャンブル・浪費・政治家・公務員・宝石貴金属関連

場所 山・深い森・洞窟・砂漠・宮殿・火を使う場所

おとめ座 ♍ (乙女座、Virgo)

2区分:陰 3要素:変通 4元素:地 支配惑星:水星 身体:中腹部

象意 真面目・識別力・知的・分析的・機転・謙虚・正確・実務的・合理的・優柔不断・神経質・批判的・教師・会計士・医師・税理士・法律家

場所 草原・果樹園・農地・図書館・書店・酪農

てんびん座 ♎ (天秤座、Libra)

2区分:陽 3要素:活動 4元素:風 支配惑星:金星 身体:下腹部

象意 バランス・ロマンティック・知的・洞察力・良識・融和的・平和的・公平・好色・浮気性・八方美人・事業家・俳優・芸術家・建築家・セールスマン

場所 市場・銀行・娯楽施設・浴室・トイレ・ホテル

さそり座 ♏ (蠍座、Scorpius)

2区分:陰 3要素:固着 4元素:水 支配惑星:火星 身体:外部性器

象意 独立独歩・奮闘・勇敢・直観力・献身的・神秘的・辛辣・皮肉・過激・向こう見ず・利己的・嫉妬深い・性的・研究・化学関連・内科・外科・軍人・警察・探偵

場所 洞窟・鉱山・地下室・廃墟・湿地・流し台

いて座 ♐ (射手座、Sagittarius)

2区分:陽 3要素:変通 4元素:火 支配惑星:木星 身体:尻から太もも

象意 活動的・楽観的・陽気・バイタリティー・広い心・高い教養・直観力・大胆・勇敢・野心・貪欲・誇張・自信家・宗教的・自己犠牲・公務員・法曹関連・教師・銀行員・ギャンブラー

場所 政府施設・駐屯地・賭博場所

やぎ座 ♑ (山羊座、Capricornus)

2区分:陰 3要素:活動 4元素:地 支配惑星:土星 身体:膝

象意 経済的・道徳的・思慮深い・忍耐・現実主義・仕事熱心・組織的・野心的・保身・打算・悲観的・利己的・激務・打算・自治体関連・鉱物関連・研究者

場所 採石場・研究施設・慈善関連・水源

みずがめ座 ♒ (水瓶座、Aquarius)

2区分:陽 3要素:固着 4元素:風 支配惑星:土星 身体:膝から足首

象意 道徳心・独創的・理想主義・人道的・理性的・直感・自己犠牲・好き嫌い・反抗心・公務員・通商関連・エンジニア・研究家・宗教家・ボランティア

場所 採石場・研究施設・慈善団体・水源

うお座 ♓ (魚座、Pisces)

2区分:陰 3要素:変通 4元素:水 支配惑星:木星 身体:足首から足先まで

象意 正直・慈善的・信心深い・同情心・寛大・ロマンティック・霊的・禁欲的・変わりやすい・落ち着かない・忘れやすい・液体関連・輸出入関連・俳優・ボランティア

場所 病院・牢屋・醸造所・隠遁場所・溜池

となります。

実際にはこれらの星座は黄道上に均等に配置されているわけではありません。しかし占星術ではこれらを30度ごとに区切って割り当てています。これを「サイン」と呼びます。

ホロスコープ上の星座の配置

南インド式ホロスコープでは星座の位置は固定されています。

図のように左上にうお座、そこから時計回りにおうし座、おひつじ座…と並んでいます。

これから学んでいく「惑星」と「アセンダント(ASC)」はこのホロスコープ上を常に回り続け、あなたの生まれた日時によってその位置が決定されます。

また、ASCから時計回りに1ハウス、2ハウス…とハウスが決まります。

この惑星とハウス、星座の関係を読み解いていくことがインド占星術の大部分をしめるわけです。

12星座の持つ意味を学ぼう!!

それでは「12星座の持つ意味」について、基本的なところを抑えていきましょう。

まず、インド占星術では12星座を3つの観点から分類しています。

その分類とは「2区分(陰・陽)」「3要素(活動・固着・変通)」「4元素(地・水・火・風)」となります。

能動的か、受動的か。陰陽の二区分

まず陰・陽の2区分は、中国の思想ともつながりのあるもっとも根本的な区分です。

この世にあるものを二つに分けるというのは、一番直感的で理解しやすい分類ですね。

太陽・月、男・女、大地・海などなど、人は様々なものを2という数で分けてきました。

インド占星術の場合、星座を陰と陽にわけるのですが、

陰の星座には受動的、消極的、従順という意味

陽の星座には能動的、積極的、指導的という意味

があります。

陽の星座(能動的、積極的、指導的)

・おひつじ座  ・ふたご座  ・しし座

・てんびん座  ・いて座  ・みずがめ座

陰の星座(受動的、消極的、従順)

・おうし座  ・かに座  ・おとめ座

・さそり座  ・やぎ座  ・うお座

あなたの行動の根本にはなにがある? 12星座の3要素

次に3要素です。3要素は個人の行動がどのような動機から行なわれるのかを分類したものです。

これには活動・固着・変通の3パターンがあり、惑星が集中する時その特性はさらに強調されます。

アーユルヴェーダとの関係

この3要素はアーユルヴェーダの重要な概念「3つのドーシャ」と極めてよく似た分類です。

インド哲学では人体を小さな宇宙と見なすので、それゆえ似たような構造が現れてくるのだといえましょう。

活動・固着・変通の3要素一覧

活動にあたる星座
おひつじ座  活動的、決断力に富む、自己顕示欲が強い、旅行

かに座  形から入る、野心的、冷淡

てんびん座  バランス、調和を重んじる、外交的

やぎ座  野心的 執着しやすい、自分の我を通す

固着にあたる星座
おうし座  沈着冷静、頑固で反抗的

しし座  他人からの好意・名声を求める、見栄っ張りで派手

さそり座  秘密主義、集中力に富む、粘着しやすい

みずがめ座  慎重派、博愛主義、集中力に富むが粘着しやすい

変通にあたる星座
ふたご座  神経質だが融通性に富む、受動的、目的意識が高い

おとめ座  知的、分析力に富み計算高い、他者に批判的

いて座  衝動で動き直情型、スピード感ある行動

うお座  情緒的でロマンチック、感性や霊性で行動する

地水火風の4分類

最後に4元素のお話をしましょう。

下記の一覧をみるとわかりますが、これは陰・陽の2区分をその動機によってさらに2つにわけたものです。

※ところでインド哲学では伝統的に五大(空・風・火・水・地)の分類法を用います。しかしこの4元素による分類では空性が抜け落ちています。

これは空性が「どの要素にも共通するが、あまり表面に現れない特性」だということを意味しています。

ここはあまり気にしなくて大丈夫ですよ!!

地水火風の4分類一覧

火の星座
・おうし座  ・しし座  ・いて座

これらは活動的かつ攻撃的な傾向を持ちます。自尊心が高く正義感が強い人物ですが、一方で野心的で独立心旺盛な人物だとも言えます。直情的でテキパキした気質を持ちますが短気な面もあります。

地の星座
・おうし座  ・おとめ座  ・やぎ座

とても現実的で合理的な人物像です。お金に関しては堅実派、現実的で保守的な価値観を持ちます。我慢強い性格ですが反面頑固な一面もあります。

風の星座
・ふたご座  ・てんびん座  ・みずがめ座

頭の回転が早く知的な人物です。クールで理論派、社交性にも富み楽観的ですが、反面お金に関して堅実性に欠けるところがあります。

水の星座
・かに座  ・さそり座  ・うお座

感情豊かで神秘主義的な傾向があります。どちらかと言えば内向的、内面的な側面があります。一見すると大人しい印象もあありますが、内面は情熱的で激しい動きがあります。

以上が2区分、3要素、4元素の分類です。

これらを組み合わせることによって、その星座を持つ人の傾向や動機を探ることができます。

同じ区分に属しても3要素や4元素によって違いが出る!!

たとえば、同じ陰の星座(2区分)に属するおとめ座とうお座を比較してみましょう。

3要素をみるとどちらも同じ変通星座に属しますが、その説明によるとおとめ座は計算高く知的、一方うお座は情緒的でロマンチックだとされています。

次に4元素を見ていくと、おとめ座は現実的で物質的な傾向にある地の星座に属しています。一方うお座は感情豊かで神秘的な水の星座に属しています。

 

おとめ座とうお座はともに陰の星座で変通星座。しかし四元素を見ると、おとめ座は地の星座、うお座は水の星座に属することがわかります。

おわかりでしょうか?

どちらも消極的、受動的な陰の星座に属しますが、おとめ座の場合計算高く現実的な思考から、うお座の場合は情緒的で感情的な理由からそうなっているのです。

この違いはとても大きいですね!

星座は惑星と結びつくことでより深い意味を持つことになる

いかかだったでしょうか?

このように黄道12星座を見るだけでもいろんな情報がわかります。ですが占星術ではこれら星座と太陽系をめぐる惑星の関係を見ていくことで、さらに詳細な情報を引きだすことができるのです。

次回の占いにおける惑星の特徴と象意。10分でわかるよう一覧にまとめてみたではこの「惑星」について詳しく紹介していきます。

今回はこんなところですかな。ではでは~!!

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